院長あいさつ

　来院される患者様にまず理解して頂きたいことは、自費治療とは決して安いものではなく本当に自分の体をよくしていきたいと想われていること、誰かに何とかしてもらうという受動的な状態でなく、能動的に自己メンテナンスなどの行動に移せることで施術効果が発揮されて費用対効果が実感できると感じています。

　なぜなら先にもお伝えした通りMSM療法そのものの過程が最終的には患者様自身でご自身の体の問題を把握して”セルフケア”できるようにしていくことが目標であり目的になっているからです。

　そのため他の治療院に比べると体の作りや構造を理解してもらい運動を覚えていただく必要があります（何回でもわかるまでお伝えしますのでご安心ください）。

　最初は狙った筋肉だけを正確に働かせるための基礎として凝り固まった筋肉を施術の中で緩めることをしますが、ある程度動かせるようになれば、今度は運動によって”神経反射”（筋肉は最大収縮後に最大弛緩する、または曲げる伸ばすなど作用が逆の筋肉同士は一方を働かせたら他方は緩む）を使って緩める段階に入れば、能動的に”覚えて運動する”ことが施術の中心になっていくからです。

　このことは言い換えれば、自分自身で体を管理していけることにつながり”自分の体が痛みや痺れでどうなってしまうのか？”という不安から解放されることを意味しています。

　今まで述べてきたことを達成していくのには1回で行うことは難しく、通院して頂く必要があります。

　個人差はありますが、偏った使い方で長年凝り固まった筋肉を緩めながら”正確な運動”ができて、強い痛みが気にならない状態になるのに5～10回、大方の痛みや痺れが収まり悪い姿勢や動作が８割程度修正されるのに15～20回、しっかりと動作までを修正して負担の大きい仕事や趣味などが問題なく行えるようになるのに25～30回が目安となります。　

　通院頻度や通院期間としては、開始当初は週2回で5週間（合計10回）、次の段階では週に1~2回で６~７週間（開始から合計約3か月、20回）、最終段階では週に１~２回で６~７週間（開始から合計約5ヶ月、30回）となります。